感想 2026/04/08 『変身』読んだ。 #本 続きを読む学生のときに読んだきりだったけど、こんな救いのない話だったっけ。不条理小説というジャンルらしい。嫌すぎるだろ。 何となく思い出したのは宮沢賢治作品(抑圧と献身の果てに主人公が死ぬイメージ)、あとポーの短編もかなぁ。 虫のイメージは固定させたくないというカフカの要望があったらしいが、まぁGで想像してしまうよ。 文体は固めで読み易い。内容は不条理だけど、文章はかなりカチッとしているんだよね。だからこその対比なのかもしれないが。 以前は急に鬱を患った人の話だと認識していたんだけど、今回はイメージ違かったな〜。話そのままに「虫になった人間が家族から疎外されて死んだ」以上のことは特にないし、思うところも特にないかも…。メッセージ性を全く感じないんだよな…。 この作品読んだらそりゃ鬱屈とした作者でしょうねぇ!と思うが、後半の作者紹介で全然違うくてわろた。角川文庫版で読んだらなんと後半40%が解説っていう。私は解説好きなのでいいですけど。 カフカがクソメンヘラで笑う。ツールが手紙だろうがチャットだろうが人間の挙動って同じだな。ヘラってる癖に会う女会う女にアプローチすな。 まぁ「鬱屈とした人間が評価されることもなく死に、死後有名になる」とかより全然いい。 短い(紙の本だとペラペラ)だし、理路整然とした話だし、読み易いけど、暗いし重いし何も起こらない話だから積極的に読んで欲しい本ではないな。 リンバス的には妹の存在とか出てきそうで楽しみな余白かも〜。 ・リンバスはキャラの名前が出てくる作品以外にも作者周辺の逸話を踏襲しているっぽい。 ・グレゴールの性格とかヘルマン(カフカの父親と同一名)との関係性を見る限り「父親からの抑圧」がモチーフに見える。 ・ただ(角川解説を読む限り)抑圧的な父親像はカフカ初期の解釈で、現在は変わってきている。 ・実際、父親は抑圧的ではなかったのでは?という話や、カフカは孤独ではなく恋多き男だった。友人もおり社会的にも成功していた。「社会に馴染めず、家庭環境も良くない鬱屈とした男」という解釈はやや古いという話がある。 この辺総合すると角川の解説はかなり有り難みがあるな〜。手紙が現存しているのだからカフカがメンヘラだったのは事実っぽいが、父親との関係は他者からの解釈でしかないので、この辺は「抑圧的な父親」が古い解釈である反対に流行りの解釈でしかないのかもな。
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何となく思い出したのは宮沢賢治作品(抑圧と献身の果てに主人公が死ぬイメージ)、あとポーの短編もかなぁ。
虫のイメージは固定させたくないというカフカの要望があったらしいが、まぁGで想像してしまうよ。
文体は固めで読み易い。内容は不条理だけど、文章はかなりカチッとしているんだよね。だからこその対比なのかもしれないが。
以前は急に鬱を患った人の話だと認識していたんだけど、今回はイメージ違かったな〜。話そのままに「虫になった人間が家族から疎外されて死んだ」以上のことは特にないし、思うところも特にないかも…。メッセージ性を全く感じないんだよな…。
この作品読んだらそりゃ鬱屈とした作者でしょうねぇ!と思うが、後半の作者紹介で全然違うくてわろた。角川文庫版で読んだらなんと後半40%が解説っていう。私は解説好きなのでいいですけど。
カフカがクソメンヘラで笑う。ツールが手紙だろうがチャットだろうが人間の挙動って同じだな。ヘラってる癖に会う女会う女にアプローチすな。
まぁ「鬱屈とした人間が評価されることもなく死に、死後有名になる」とかより全然いい。
短い(紙の本だとペラペラ)だし、理路整然とした話だし、読み易いけど、暗いし重いし何も起こらない話だから積極的に読んで欲しい本ではないな。
リンバス的には妹の存在とか出てきそうで楽しみな余白かも〜。
・リンバスはキャラの名前が出てくる作品以外にも作者周辺の逸話を踏襲しているっぽい。
・グレゴールの性格とかヘルマン(カフカの父親と同一名)との関係性を見る限り「父親からの抑圧」がモチーフに見える。
・ただ(角川解説を読む限り)抑圧的な父親像はカフカ初期の解釈で、現在は変わってきている。
・実際、父親は抑圧的ではなかったのでは?という話や、カフカは孤独ではなく恋多き男だった。友人もおり社会的にも成功していた。「社会に馴染めず、家庭環境も良くない鬱屈とした男」という解釈はやや古いという話がある。
この辺総合すると角川の解説はかなり有り難みがあるな〜。手紙が現存しているのだからカフカがメンヘラだったのは事実っぽいが、父親との関係は他者からの解釈でしかないので、この辺は「抑圧的な父親」が古い解釈である反対に流行りの解釈でしかないのかもな。