memo

『デーミアン』読んだ。 #本
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デーミアン、聖書の二次創作が上手い。
好きな女の子を思って描いた肖像画が結果的に友人そっくりだった←どういうことだ……?????
友人の母親を見たら友人の母親が、夢に見ていた理想の女性そっくりだった←?????
怖いって。

読み終わった。
面白かったけどよく分からんかったな。ヘルマン・ヘッセは徹底した反戦主義だったようだが、作品からは読み取れなかった。確かにシンクレアは負傷をして終わるが、去るデーミアンには悲壮感はそこまで見えないし、戦争は敵のためでなく世界が生まれ変わるために行われる…みたいな描写も分から〜ん。解説を読むと戦闘が苛烈になったときに発表したからこそ、開戦の高揚感が愚かに見えるみたいな解釈っぽいが…。その文脈がないと選ばれた若者が自分の殻を破るために戦場に向かうぜ!に読めるが?
しるしを持つ者の描写も何!?選民主義!?カインの描写を含めると「奪う側になれ」にならんか!?
全体的にキリスト教ベース過ぎて分からん&共感出来ない部分も多い。ストーリー部分が教えの解釈に従事してるタイプのキリスト教ベースフィクション、だから嫌なんだよ〜!(『罪と罰』を渋っている理由)
卵を割る=世界を壊す?自分の中の運命に従う?自分の中には各々物語を持っており、それを見つけることこそが重要で、それを見つけられるのはカインのしるしを持つ者だけ?(逆説かも。見つけられるの者こそカインのしるしを授かる?)
この運命論も私的にはうるせ〜ではあるんだよな。
裏の世界の話も何だったんだ。美しい世界以外も見つめる必要がある?清濁合わせ飲む的な話してた…?
すまんけどデーミアンとシンクレア、BLすぎなかったか?ヘルマン・ヘッセがゲイだったか途中で調べちゃったもんな。(女性と結婚していました)
同性の友人に押し倒される夢を見て喜ぶの、流石に言い訳出来なくないですか?逆になんだよすぎる。
訳者あとがきで「デミアンを敬語にするとBL度があがる(意訳)」って書かれててワロタ。訳者が『トーマの心臓』を全寮制男子校で回し読みしてたタイプだから敬語=BLが刷り込まれてるんすか?(『トーマの心臓』を全寮制男子校で回し読み!?!!??!)
すまんけど敬語にしなくても終始BLだったよ。
デーミアン、イマジナリーフレンドかと思ったら実在してたな。これポー作品とかなら非実在なんだけどな。
ヘッセは『少年の日の思い出』が入った短編集しか読んだことないけど、甘酸っぱ苦い青春ストーリーばかりだったのでデーミアン前かな…?と思ったら後だった。前はこれより青春キラキラストーリーを書いてたってこと?すごいな。一作くらい読んでみたいですね。

リンバス要素
そういえばヘルマン・ヘッセもヘルマンだ(カフカの父と同名)。なんかギミックあったら面白いすね。
しるしの話がモロに出てきた。あれカインのしるしなんだね〜…またキリスト教か…。
あとシンクレアのシンボルの卵も出てきた。こっちはハイタカなんだな。羽化してない卵なので羽化するときが来るんすかね。
煙戦争って世界大戦のことなのかな?9章で第二次煙戦争が勃発したって話だったけど、デーミアン自体ヘッセが第一次世界大戦に影響を受けて書かれたらしいので、そのまま第二次世界大戦のことなのかも知れん。
一言程度だけどファウストとダンテに言及されており、ちょっとテンションが上がった。

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